一人旅で心身を鍛えよ
「かわいい子には旅をさせよ」とは、出会いでも昔からいわれてきたことだ。ところが昨今、「かわいい」をはき違えて、子供どころか自分に対してさえも、過保護になっている男性が増えてきているという。殻に閉じこもって、出掛けて行くことに興味を持てなくなった現代の男たちよ、いま改めて一人旅に出てみないか。
最近の若い世代は“家主義”が目立つらしい。海外へ行くことに興味が薄く、休日でも自分の住む地域でちんまり収まっていたいというのだ。まさかね、と思っていたら、実際若者たちと接し、「そうなんですよ」という結構いた。
かつて商社に入りたいという人たちの大きな理由は、海外で活躍したい、海外生活の機会を得たい、というのが圧倒的だった。ところが、最近では商社に就職したにもかかわらず、「海外転勤は困ります」とはっきり言う者が増えていると聞いた。また、商社でなくとも、海外出張を拒否する者が目立ち始めてもいるそうである。噂は本当だったのか。わざわざ海外など行っても面白くもないし大変なだけ、住むなんてもってのほか、面倒な努力はごめんだ、ということらしい。
一方、世界には多くの“グローバル・ノマド”と呼ばれる人たちがいる。親が軍関係者や国連職員などで、自国を離れ1ヵ国以上の国で育ち、複数のアイデンティティを持った人たちだ。従って、物の見方も特定の国の文化に縛られない