旅の根源にある「好奇心」を目覚めさせろ!
たとえ住まなくとも、違った文化圏を旅すると視野が大きく広がるのはことだ。かつてヨーロッパでは見聞を広げるため、王侯貴族が子弟を旅に出すグランド・ツアーが流行っていたという。
ところが日本では、自国も海外も同じようなもの、と思っている若者が増えているように思う。出会い系には興味がない、と言われるとやはり驚く。まさに好奇心が欠如していっているのか。好奇心なくしては新しいことにチャレンジすることもできないのだから、世界が広がるわけがない。それ以前に、好奇心は「知りたい」という気持ちから生まれるのであって、知性のある生き物の特権だろう。「知りたい」という気持ちは行動を起こすエネルギー源でもある。周りの変化にも興味を示さなくなり、こたつ猫のように肉体的にも家出サイトにもじっとしているなら、知性のある生き物どころか動物としての機能も退化した植物化だろうから、草食系男子でさえない。あなたは大丈夫だろうか。
見慣れた風景と生活から距離を置くことで見えてくるものがある。好奇心の刺激と知性のブラッシュアップのため、男の一人旅をおすすめしたい。旅で精神と肉体をタフにするのだ。知らない世界の話を聞かせてくれる父親、見知らぬ土地に行っても頼れる夫やパートナーは、いつの時代も女性から尊敬の眼差しで見られる。世界が狭くなったと言っている間に、実は狭くなったのはあなたの視野だったとしたら笑えない話だ。
行き先を決めようという時点で、何に興味があるのか、何を見たいのか、に困ってしまうようなら、あなたの植物化度は少々進んでいるかもしれない。大それた調査旅行を計画する必要はないが、仕事ではなく、純粋に自分のために、2日なり3日なり、一人で旅をするのだ。好奇心にはいつも餌をやっておかないと育たない。そして、好奇心のない男にはなんの魅力もない。