FeliCa

、FeliCaはNFCの一種として規格化されており、技術に共通点がある。NFC搭載スマートフォンでFeliCaの内容を読み取ることは可能だ(注:なお書き込みもある程度は可能との報告がある)。これを生かしたアプリケーションが早くも登場している。FeliCaを含むICタグをスマートフォンで認識して、ユーザーが定義した任意の情報と関連付けるアプリ「taglet」と、Suicaカードの内容をスマートフォンで読み取れる「Suica Reader」だ。NFC搭載のNexus Sという素材が登場するや否や、ただちにそれを料理してアプリを開発する人々が現れた訳である。両方とも、日本の開発者が作ったものだ。

tagletは、手持ちのSuicaカードや「おサイフケータイ」が持つ固有のIDを、ユーザーが定義した任意の「タグ」情報(文字列、URL、メールアドレスなど)と関連付ける。タグ情報はクラウド上に格納してあり、登録や削除はいたって簡単だ。これを使うと、「Suicaカードに自分のメールアドレスを関連付け、他のユーザーがNFC搭載スマートフォンでSuicaにタッチすることでメールアドレスを渡せる」といった使い方が可能だ。

筆者も、手持ちのSuicaカードにNexus Sをかざしてみたところ、tagletが起動する様子を確認できた。何も操作せずに、ただスマートフォンをカードにかざすだけでただちにアプリが起動する様子は面白い体験だった。UI(ユーザー・インタフェース)として考えたとき、キーボード、タッチUI、音声認識など他の手段と比べても非常に利用者の負荷が低い操作法ではないだろうか。今のところ対応機種はNexus Sの1機種だけだが、NFC搭載スマートフォンが普及した世界を想像するためには良い材料となるアプリだ。

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